コラムColum
診療日誌
猫ちゃんの毛刈りについてのおはなし🐈
みなさんは 猫ちゃんにもトリミングが必要な子がいることをご存知ですか?
猫ちゃんはわんちゃんと違って自分で身体を舐めて毛づくろいをするので体臭も少なく、
トリミングは必要ないと思われている方もみえますがそれは短毛種の場合で、
ペルシャ猫などの長毛な猫ちゃんは定期的に人間がお手入れをしてあげないと毛玉ができてしまいます。
お手入れを怠ると柔らかい猫の被毛は、あっという間にフェルト状の毛玉になってしまいます。
大人しくブラッシングが出来る子なら問題ありませんが、
嫌がる子や怒ってしまう子で毛玉を放置してしまうと
毛玉が全身に広がってしまい、中々元の状態に戻すことが難しくなります。
また頑固な毛玉は皮膚にくっつくような形で存在しているので
バリカンの刃も簡単に入らないことがあり、
犬と違って単独行動を好む猫ちゃんにとって
長時間の毛玉とりは大きな負担になってしまいます。
このようなことから、長毛の猫ちゃんの被毛を綺麗なまま保つためには
頑固な毛玉ができる前に、こまめなブラッシングを行う必要があります。
毛玉のお手入れが大変ということから定期的に全身丸刈りされる方もみえますが、
ブラッシングによる皮膚の摩擦で起こる赤みや痛みの軽減や、
束縛されることでかえって攻撃的になってしまう猫ちゃんにとっては
時間短縮ができるというメリットがあります。
おうちで猫ちゃんのシャンプーをされる方もみえると思いますが、
長毛の猫ちゃんはブラッシングをして毛をほぐしてからシャンプーされることをオススメします。
また、仔犬や子猫のうちから
ブラッシングやシャンプーに慣れさせておくこともストレスを減らす為に大切なことだと思います。
わんちゃんやねこちゃんを清潔にしてあげることは皮膚病の予防にも繋がるので、定期的にお手入れをしてあげましょう。
当院でも毛玉カットを行っております。
部分カットであれば当日でもできますが、身全の場合は時間がかかるため事前予約が必要となります。
また、暴れる猫ちゃんには鎮静が必要なためお預かりすることがあります。
美容ではなく丸刈りとなりますが、お困りなことがありましたら気軽にお尋ねください。
写真は院長のご実家で飼われていたチンチラペルシャのチマちゃんです🐱
長毛でよく毛玉ができてしまうため、院長が定期的にバリカンでお手入れをしていました。
このご機嫌ななめな感じも可愛いですね…💗